小池氏は27日、「希望の党」結党会見の後、都議会一般質問に出席し、国政に目が行くことで批判を受けた。自民党の川松真一朗都議は、小池氏が国政に関与する理由に「五輪行政の停滞」を挙げていることに、「五輪を混乱させたのは知事だ」と矛盾を指摘。傍聴席の市民は「都政に専念しろ」と叫んだ。政党代表との「二足のわらじ」で、直近では29日から3日連続で3つの公務がキャンセルに。都政は混乱を極めてきた。

 議会でも知事の衆院選出馬がささやかれ、ある都議は「10月5日の議会最終日に知事を辞めるのでは」。別の都議は五輪、豊洲市場の失政を例に挙げ「あと1年知事をやったらクビを取られると分かっている。逃げ出すチャンス」と冷やかした。ある都職員は「議会答弁に気持ちが入っていない。衆院選に気が向いているのでは」と語った。