元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏が30日、フジテレビ系情報番組「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。栃木県那須町の河川敷で焼損した夫婦の遺体が見つかった事件について言及した。

番組ではこの事件の指示役とみられる佐々木光容疑者が、沖縄県の那覇空港で確保され、死体損壊の疑いで逮捕されたことなどを伝えた。

鳴海氏は佐々木容疑者が沖縄にいた理由について「考え方はいくつかあると思う。1つはただ何も考えずに。空路しか行くものがないですから、沖縄は。沖縄に、遠くに逃げる」と説明。続けて「2つ目は観光地ですから、観光客に紛れて自分を隠すことができる」と推測した。逃亡していた佐々木容疑者の計画性については「例えばいったん那覇に逃げて、それからどこかに移動するのであれば、滞在日数っていうのは大体1日か2日だと思う。それを超えて数日滞在しているとなると、計画性が薄くなってくるのかなっていう感じます」と沖縄に逃亡した計画が行き当たりばったりの可能性があることを指摘した。

この事件を巡っては、会社役員宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の遺体が栃木県那須町の河川敷で見つかった。警察は埼玉県越谷市の建設業、平山綾拳容疑者(25)を死体損壊容疑で逮捕。捜査本部は佐々木容疑者が平山容疑者に遺体の処理を指示していたとみて捜査を進めている。