前代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者(64)の逮捕で揺れる日産自動車が後援し、同社のモータースポーツ部門を担う子会社「NISMO」が主催するファンイベント「NISMO FESTIVAL」が2日、静岡・富士スピードウェイで行われた。日産の元レーサーで、80年代に「日本一速い男」の異名を取った星野一義氏(71)が日刊スポーツの取材に応じ、「日産愛」を訴えた。
現在レーシングチーム監督を務める星野氏は、ゴーン容疑者の逮捕については「ノーコメント」としたが、日産がグローバルのモータースポーツ参戦60周年を迎えたことなどを踏まえ「歴史、キャリアがある。僕は日産に入れて本当に幸せだった。バトンをつないでいかなくては」と強調。フランス大手ルノー、三菱自動車との3社連合に緊張関係が続く中でも「(日産は)これからもどんどんよくなるよ」と力強い声で訴えた。
イベントには昨年より3500人多い3万1500人が来場。ファンからは「ゴーンがいない日産も良かった。大丈夫」と激励の声が上がる一方、「(虚偽記載の)金額が大きすぎる。(レース)現場のモチベーションが下がらないか心配」との声も聞かれた。
イベントには同じくレーシングチームの監督を務める近藤真彦(54)も参加した。【大井義明】

