東京都議会の19年第1回定例会は20日、大混乱の中、開会した。

開会日恒例の本会議は午後1時開会のはずが、議事運営の方針をめぐる会派間の対立が解けずに開始が遅れ、3時間45分遅れの午後4時45分にスタートしたが、議長が議会日程を決めると、休憩に突入。小池百合子知事の施政方針説明も大幅にずれ込み、深夜遅くまで空転した。

混乱の背景は、旧築地市場跡地(東京都中央区)再開発をめぐる補正予算案審議に関する対立。跡地の管理主体を市場会計から一般会計に移し、一般会計から5400億円を支出するとした小池氏側の提案に、自民や共産などが反発。立憲民主なども加えた6会派で、小池氏に委員会への出席と一問一答の質疑に応じるよう要求したが、知事与党の都民ファーストの会や公明党との間で、調整が難航を極めた。

この議会は、一般会計を過去最大の7兆4610億円とし、20年東京五輪・パラリンピック関連予算(5330億円)も含む19年度当初予算案の審議を予定。審議日程が大きくずれ込めば、都民の生活にも影響が出かねない。子どもに対する虐待防止条例案の審議も控える。日程は3月28日までで、小池氏は、「議会にお任せするしかありません」と言葉少なに語った。

今議会は開会前から、会派間対立や委員会開催をめぐる混乱が続発。小池氏を支えるはずの都民ファの根回し不足も指摘される中、予想された混乱への不安が早々と的中した。前日19日に政治資金パーティーを開き、来年の都知事選の再選出馬を見据えた小池氏だが、議会初日からつまずく形となった。【中山知子】