新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月1日の東京マラソンが一般ランナー抜きで行われることが決定したことについて、東京都の小池百合子知事(67)は17日、「縮小もやむを得ない。苦渋の決断」と話した。

小池氏は感染拡大の状況について「新しい局面に入った」と指摘した上で「3月の状況を見通せるかというと、なかなか難しい」と、今回の決定に理解を示した。一方で「なかなか大人気マラソンで、当たった皆様には誠に申し訳ない。状況をご理解いただいて、ご協力いただきたい」と、決定への理解を呼び掛けた。

一方、参加料を返金しない対応については「(主催する)東京マラソン財団が規約に基づいて、そのような対応されておられるということなので」と前置きした上で「何ができるか、確認していきたいと思います」と救済策の検討も示唆した。

東京五輪・パラリンピックへの影響については「大会が成功するように引き続き、準備を重ねて参りたいと思っています」とだけ話した。