京都の嘱託殺人事件で、林優里さんが、死後の手続きを記した父親宛ての「遺言書」を作成していたことが28日、分かった。「葬儀はしなくていい」「貯金は事後処理に使ってほしい」という趣旨の内容が書かれていた。事件が起きた昨年11月に近い時期に書かれたとみられ、父親の手に渡っていた。センサーが目の動きを感知し文章を作成できる「視線入力装置」付きのパソコンで書き、印刷したとみられる。決意を固め、家族や関係者に負担をかけないよう入念に準備を進めていたとみられる。
逮捕された医師大久保愉一容疑者(42)と林さんが、事件の約1カ月前から計画の日時や費用などの打ち合わせを重ねていたことも判明した。京都府警が林さんのパソコンのデータを復元し解析したところ、林さんは大久保容疑者に「お金を払ってでも死にたい」と要望していた。
連絡はツイッターのダイレクトメッセージ機能で交わされ、大久保容疑者は消去を指示していた。医師側に支払われた現金130万円は、林さんが昨年11月半ばごろ提示していた。また11月には、ツイッターで遺言書の作成方法についても悩みを投稿。「財産は全くないけど色々頼み事があるので」などとも書き込んでいた。

