大阪府の吉村洋文知事(45)は10日、府庁で取材に応じ、自衛隊看護師の派遣要請について「最終的な詰めの段階」とし、重症患者向け臨時医療施設「大阪コロナ重症センター」(大阪市住吉区)が運用を開始する15日が「ひとつの基準時となる」と述べた。

府では重症者の増加により、医療体制が逼迫(ひっぱく)。大阪コロナ重症センターでも看護師が不足。感染者の治療にあたる医療従事者を確保するため、吉村知事は岸信夫防衛相に自衛隊看護師の派遣を要請していた。

自衛隊看護師の正式な派遣日を聞かれ、「最終的な詰めの段階に入っている」とした。「もともと大阪コロナ重症センターでの重症病床が非常に厳しいというのでお願いしている」とした上で、運用開始の15日が「ひとつの基準時となる。今、最後の実務的な詰めをしている段階」とした。

大阪府は、3日に府の独自基準「大阪モデル」の警戒度を、非常事態を示す「赤信号」に引き上げた。吉村知事は14日に新型コロナウイルス対策本部会議を開き「赤信号から黄信号に戻る基準を決定したい」と述べた。大阪モデルの赤信号の基準は重症者向けの病床使用率が70%を超えた際に点灯。60%未満だと、警戒・非常事態解除を示す青信号となる。

吉村知事は「赤信号から黄信号へ戻る基準が明確なものになっていなくて、緑と黄色の基準が一緒になったようになっている。60%未満がひとつの基準にはなるが、もうちょっと明確に」と、14日の会議で詳細を決める意向を明かした。