日刊スポーツでは「パワーアップ2021 上向きニュース21選」と題した企画で、気持ちを高めることができるパワーアイテム、ワード、スポットなどを紹介しています。第2回は、鯨偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の“年男”「ゴールデンターキン」だ。
名前の由来にもなっている金色に輝く毛並みのオスは、神々しい雰囲気さえ漂う。中国陝西省南部の高山や森林地帯に生息し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種に指定。日本で見られるのは多摩動物公園(東京)、よこはま動物園ズーラシア(神奈川)、アドベンチャーワールド(和歌山)の3カ所しかなく、希少価値も高い。
よこはま動物園ズーラシアの担当者は「朝の日差しが体毛に当たる開園直後のタイミングがお薦め」と金言。19年生まれのオス2頭は、これからが体格や体毛、角の形などが大きく変わる時期で、成長過程にも注目だ。野生では標高や季節によって160種以上の植物を食べ分けながら生活する草食動物で、約350キロのガッチリ体形ながら急勾配の崖も軽快に駆け上がる。体毛がベージュ色のメスが体から分泌する油分は独特な臭いも特徴的だ。
昼夜を問わない外出自粛令の中、ズーラシアではSNSやユーチューブも充実させている。同広報担当者も「本来は五感を使って楽しんでいただきたいのですが、ぜひ家でもお楽しみいただければ」。ライオンやラクダがアニメ「鬼滅の刃」のキャラクター竈門禰豆子のように竹などをくわえたり、ホッキョクグマの寝室に潜入した寝息をたてる姿など、通常展示では見られない貴重画像や動画を配信している。時にはマレーバクの交尾も…。担当飼育員が各動物を紹介する「とっておきタイム」企画など、ユーチューブならぬ“ズーチューブ”もゴールデン映像満載だ。【鎌田直秀】

