WBCの日本ラウンドが9日開幕した。昨年のサッカーW杯で大人気だったPV(パブリック・ビューイング)会場の、東京タワー横のスタジオ「スターライズタワー」(東京都港区)は定員400席完売の満員となった。最前列では侍戦士をマネた「ちょいまねジャパン野球部」16人も全力で応援した。

試合前日の8日に満席となった。参加者のほとんどが「東京ドームのチケットはとれなかったけど、このPVが埋まっていないというニュースが流れたんで慌ててクリックした」との声が多かった。注目はやはり二刀流の大谷翔平(28)。そのプレーに会場内がどよめいた。160キロを剛球に「すげ~」。フェンス直撃の二塁打には400人が一斉に総立ちとなった。

ちょいまねで大谷担当の「太谷(ふとったに)翔平」は一般から公募で参加した都内在住の松岡由紘さん(33=会社員)。身長は175センチと“本家”より小さいが体重は96キロと「重さにこだわってモノマネしてみました」とアピールした。

松岡さんは立命館大情報理工学部に入学し、その知識をいかして都内のIT企業に就職。営業職で10年働いてきた。今年3月、退職する。以前から興味のあったアプリ開発をするために起業する予定だ。「日本代表のレプリカユニホームを購入するのにどうすればいいのか。すぐに疑問に答えられるそんなアプリがあったら便利ですよね」とメンバー入りしたことで気付きもあったという。

PV初参加について松岡さんは「スポーツバーとかの経験はあるけど、こんな大きなスタジオでは初めて。歓声の大きさは感動ものですね。2回終了時にオオタニさ~んがマウンドを降りるときにウインクしましたよね。いやー、マネしていいのかなぁ」とどぎまぎしながら400人満席に酔いしれていた。

三振のヤマを築いた第2先発戸郷翔征(22)のピッチングに似郷翔征になりきる堀江俊介(30=漫才56号)は昨年サッカーW杯では日本代表のGK権田修一担当(権田月一)だった。「本塁打は打たれたけどいいんです。三振を取ってお客さんとハイタッチして、僕が拍手を浴びて…あー言葉が出てこない、野球、っていいですね」としみじみと話していた。【寺沢卓】

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