第105回全国高校野球記念大会は23日、甲子園で決勝が行われ、仙台育英の夏2連覇はならなかった。昨年東北勢初の「白河越え」を達成し、史上7校目の夏連覇を目指した仙台育英の応援に、福島県白河市の「白河の関」の農村レストラン「白河関」でのパブリックビューイング(PV)には地元住民100人以上が駆け付けた。「東北代表」の仙台育英に大きな声援を送り続けたが、準優勝に終わってしまった。
白河市の鈴木和夫市長(73)は「昨年に続いて関東の地からこの白河を越えて東北の地に優勝旗は届かなかった。残念ですが、点差ほどの実力差ではなかったはず」と言葉に無念さを閉じ込めた。ただ、応援に集まった地元住民には「白河ではなかったけど、神奈川まで(優勝旗は)きましたよ」と沈んでいた会場の空気をなごませた。
気をよくした鈴木市長は「東北のチームは本当に強くなった。予定のたつものではないけど、東北地区のチームが決勝進出したら、このPVは定番にする」と話し、「白河の関は交通便は良くない。新幹線の停車する新白河駅からバスは1日3往復だけ。次にPVをやるときには市でバスをチャーターします」と白河の関PVを県外に向けてアピールしていた。【寺沢卓】

