東京電力福島第1原発処理水が24日に海洋放出されてから、初の日曜となった27日、外国からの観光客に人気の東京・築地場外では多くの観光客でごった返した。
老舗の海苔(のり)店では「お口にあうかどうか試食をしていただく。そうすると『これは東京湾(産)なんですか?』などと確認されましたね」と、産地を気にする質問も見受けられるようになった。
築地には、日本産水産物の輸入全面停止に踏み込んだ中国からの観光客も多い。海鮮丼を主力商品にする飲食店でも「中国人のグループに魚の産地を質問された。コロナ以後海外のお客さまが増えたけど、魚がどこでとれたかなどと聞かれたことは初めてですね」と腕組みをする。
串に刺したたまご焼きを1本150円で販売する老舗「山長」松江研一さんは「でもさ、築地に来る中国人はお行儀がいいよ。騒がないもん。事情も知らずに日本に来たことのない中国人の何人かが文句を言うんじゃないかな」と話した。【寺沢卓】

