日本維新の会の鈴木宗男参院議員は8日までにブログを更新し、党に事前の届け出をしないままロシアを訪問したことをめぐり、党側が除名処分を検討していることについて、反論を含めた持論を記した。

「報道で私がロシアを訪問したことについて、日本維新の会が処分をするとテレビ、新聞が報じている」とした上で、宗男氏が現地でロシアメディアのインタビューにロシアの勝利に言及したことが表面化した後の党側の対応を念頭に「インタビューの『切り取り』がネットに出てから『ロシアが勝利する』と言ったことがケシカランという話になって来ている。政治家が自分の認識を述べるのは当たり前で、人それぞれの認識を否定する権限は誰しも持ちえない」と主張。ロシアが勝利するという見解について「私は昨年来からいつでも言っているフレーズ」と、あらためて持論を主張した。

その上で「今回のモスクワ訪問で私の方に瑕疵(かし)があるのが、党の方に事務的連絡が遅れただけで、それ以外指摘を受けることはない」と主張。また「弁護士に相談すると『鈴木さん、処分によって裁判する値がありますよ。民主主義の一番である言論の自由と、間違った解釈、判断で政治生命に関わり、何よりも人権を毀損(きそん)することになりますから、裁判すると認識を問う初めての判例となります。極めて重いことでいつでも対応します』とのことだった」とし、処分内容によっては法廷で争う可能性にも言及した。

「著名な方から『どう考えても事務的なミスで身分に関する処分というのは聞いたことがないので、鈴木さん、闘った方がいいですよ』と勧められた。なるほどと思いながら意を強くした次第だ。連休期間中、しっかり後援者と相談して参りたい」とも記した。事務所には激励の声などが寄せられているとも記し「ここは信念を持って闘って参りたい」「私は私の筋を通して行く」とも、訴えた。

維新側は10日にも持ち回りの党常任役員会で、宗男氏の処分を決める方針。大阪府知事の吉村洋文共同代表は7日、取材に「党としてはロシアに行くこと自体に反対だ。厳しい処分をすべきだ」とコメントしている。