将棋で史上初の8大タイトル独占を果たした藤井聡太8冠(21=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)が3連覇を目指して同学年の伊藤匠(たくみ)七段(21)の挑戦を受ける、第36期竜王戦7番勝負第3局が25日、福岡県北九州市「旧安川邸」で25日、始まった。藤井が開幕3連勝で全8冠制覇後、初の防衛に王手をかけるか。タイトル戦初挑戦となる伊藤が一矢を報いるか。シリーズの流れを大きく左右する一戦となる。

午前9時、立会人の森内俊之九段(53)が定刻になったことを告げると、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。先手の伊藤は少し考えてから飛車先の歩を突いた。藤井はいつものようにお茶を一口飲み、心を整えてから飛車先の歩を突き返した。戦型は相掛かり。伊藤の得意とする戦型だ。

第1局は伊藤の相掛かりを藤井が受けて立ち、藤井が終盤に優位を築き、快勝した。第2局は先手の藤井が角換わりを選択。中盤から主導権を握り、押し切った。2人のタイトル戦での対決は初めて。両者の過去の対戦戦績は藤井の4勝0敗。

対局は持ち時間は各8時間の2日制。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は26日午前9時に再開する。

【動画】藤井聡太竜王対伊藤匠七段、竜王戦第3局始まる 藤井竜王が一気に防衛王手か