将棋の第82期名人戦7番勝負第5局が26日午前9時からの2日制で、北海道紋別市「ホテルオホーツクパレス」で始まった。藤井聡太名人(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が、挑戦者の豊島将之九段(34)を3勝1敗で迎えた。先手後手は事前に決まっており、今局は藤井が先手、豊島が後手。
午前10時ごろに最初のおやつが出された。両者、「紋太くん塩バターどら焼き」を選択。藤井はアイスティーを付けた。紋太くんは、アザラシをあしらった紋別市のキャラクターで、生地にその焼き印が入っている。どら焼きはオホーツク産の小麦を使っている。
対局は、居飛車の意思表示をした先手の藤井に対し、後手の豊島が9筋の歩を突いたり角と銀を3段目に上げるなど、雁木(がんぎ)か振り飛車か、含みを持たせていた。16手目、4筋に飛車を振る「四間飛車」を採用した。序盤の駒組みの段階から神経消耗戦となっている。糖分の補給が重要になりそうだ。
市制施行70周年を記念してこの対局を招致した紋別市では、「勝負めしメニューブック」を作成した。ランチは12品、おやつ用のスイーツとドリンクは20品、軽食5品が選ばれている。対局直前の5月15日にお披露目会も行い、機運を盛り上げた。来年3月末まで販売されるという。

