「辞任の意向」というワードが12日午後、インターネット上のトレンドワードに浮上した。参院選(20日投開票)に立候補している自民候補を応援する会合で8日、「運のいいことに能登で地震があった」と発言し、猛烈な批判を浴びている自民党参院議員の鶴保庸介予算委員長(58)が、予算委員長を辞任する意向と、NHKなどで報じられたことを受けたもの。
能登半島地震の被災者に対する心ない発言で、被災地からも抗議の声が上がり、野党からは議員辞職を求める声も出ている。そんな中で、発言から日を置いての辞意報道に、SNSはほぼ、批判一色の状態だ。「ヌルいね。。。」「判断が遅すぎ」「やっとかよ」「あの態度してて、このザマかよ。筋がねぇなぁ。。。」「議員も辞めるべきでは。あの発言はさすがにねぇよ」「『予算委員長を辞任』するだけで、議員辞職はしない訳ね」「騒がれたから辞任するだけです。『被災した方々に申し訳ない。合わせる顔が無いから辞任』ではありません」などのコメントが寄せられた。
「こうなる前に更迭しておけば、まだ少しは党の印象も違っていたのだろうけれどもねぇ」と、厳重注意にとどめた自民党の対応への疑問も指摘されている。
鶴保氏は8日、和歌山市で開かれた和歌山選挙区の自民候補の会合で、被災者が住む地域以外でも住民票の写しが取得可能になるなど、政府が進める「2地域居住」に触れる中で「また運のいいことに、能登で地震があったでしょ?」と発言。同日深夜、謝罪と発言撤回の意向を記したコメントを発表し、9日の会見で「例示で出すとしても不適切だった」とした上で「今回は失言ということで、お許しいただきたい」と、平然と語った。離党や議員辞職は「現状は考えていない」と語った際に薄ら笑いを浮かべ、さらに批判が強まっていた。厳重注意にとどめた党側の判断にも非難が出ており、選挙戦全体への影響も懸念されている。

