自民党の小泉進次郎農相は19日、参院選(20日投開票)の大激戦区、東京選挙区(今回は改選7)に立候補している武見敬三前厚労相の応援に入り、自身が進める随意契約による政府備蓄米放出に対する野党の批判に、強い調子で反論した。「そう考えたって、野党でこの日本全体のかじ取りができるところが思い浮かばない」「野党は批判をすることばっかり考えて、これからのかじ取りができるなんて到底、思えない」と強烈なダメ出しをしながら「ボロクソに言われても、最後は必ず自民党は勝つ。踏ん張ると思っている」と 訴えた。

進次郎氏は、「我々もちろん完璧ではない。変わらないといけないし、立て直さないといけない、反省しないといけないところはいっぱいある。とは言っても、任せられるところが(他に)ありますか? 世界が混迷する中、かじ取りができる政党がありますか?」と聴衆に呼び掛け「私には、そんな気がまったくしない!」と断言した。その上で、備置米放出に対する野党の批判に言及。「私が備蓄米を出す、随意契約で出す、2000円で出す、6月上旬には出すと。私が大臣になった時には批判をして、コメの値段は高い高いと自民党は無策だと批判をしていた野党は、実際にお米の価格が8週連続で下がって、全国平均が4200円から3500、3600円に下がったら、下がったで何も言わない。何も言わないどころか、あれだけお米が高い、高いと批判をした野党は今、真逆の批判をしているんです。(コメの値段が下がると)『小泉進次郎は農家の敵だ』と。どの口が言ってんだと言いたい」と、ぶちまけた。

その上で「農家のみなさんのことを考えないわけはない」と述べ、「トランプ米大統領が(関税交渉で)『日本はお米が足りないのに、アメリカの米を全然受け入れない』と言っていますが、それだけ不満を示しているということは、石破首相、赤沢さん、日本の国益をアメリカ相手でも譲れないものは譲れないと、頑張っている証拠ではないか」と、政府側の交渉姿勢に理解を求めた。「備蓄米の放出が、農家のみなさんのことをまったく考えないなんて、まったくありません」とも訴えた。

2009年の政権交代で民主党政権が誕生した際のことを振り返り「(民主党は)あのとき、好きなこと言ってましたよね。高速道路はただにしますと。でも全然ただになっていないし、自民党の予算はむだばかりで予算を見直せばいくらでもお金は出てくると言ったが、全然出てこなかった」と主張。「やらないと言った消費増税をやった。その政党が今、真逆の減税を言っている。全然一貫していない」と、食料品の消費税を1年間ゼロ%にするという立憲民主党の参院選の公約にもかみついた。

演説会場には炎天下の中、多くの聴衆が集まった。進次郎氏は「世界が大変な局面の中、私はそれでもやっぱり自民党だと、最後の最後まで伝わるように、あきらめずに前向きに戦っていく」とも述べた。