立憲民主党の小沢一郎衆院議員は5日までに、自身の公式YouTubeチャンネル「いっちゃんねる」を更新。これまで務めてきた党の総合選対本部長代行職を辞任したことを明らかにした。
4日夜に自身のX(旧ツイッター)に投稿した動画で、本部長代行について「どういう権限を持っているのかはっきりしない。僕には何の権限も与えられず、役員会にも常任幹事会にも呼ばれず、それでただ選挙を手伝えと言われたきりで、今後仕事をしていくすべがない」と訴えた。
小沢氏は「本来、選挙は幹事長がやることだ。2009年(の民主党の政権交代)の時は(自身の資金管理団体をめぐる)陸山会事件もあったりして、私は(民主党)代表を辞めて代表代行として選挙を仕切るということはやったが、普通は(選挙は)幹事長がやること」と、選挙には幹事長が主体的に携わるべきとの認識を繰り返した。
その上で「(今回は)とにかく手伝ってくれ、手伝ってくれの一本やりで、そこまで言うならお手伝いしましょうということで引き受けたが、本部長代行はどういう権限を持っているのかはっきりしない。公認候補を決める権限があるのか、候補者に資金を配る権限があるのか。広報や宣伝の決定はだれがするのかというようなことがまったくないままだった。僕もしょうがなくて引き受けたけど、その問題は解決しないままだった」と訴えた。
「僕は、自分のキャリアを1つの手段にして、候補者のみなさんや学生局を回って過ごした」とした上で「選挙が終わって、職責や権能、権限がないままにこれ以上やりようがない。現実には」と主張。「参院選では、今の立場でも精いっぱい尽力してきたつもりだから、これで『無罪放免』させてもらいますということで辞めました」と、辞任までの経緯を語った。
小沢氏は昨年10月、衆院選に向けて総合選挙対策本部の本部長代行に就任した。今回の参院選でも同じ立場で活動したが、党は改選議席の22から上積みできず、比例代表の票数は、自民党、国民民主党、参政党に次ぐ4位に終わった。党内では執行部の責任を問う声もくすぶっている。
小沢氏は7月31日、野田佳彦代表と会談した際、辞任の意向を伝えていた。

