藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第6局が9日からの2日制で東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われる。

当初は静岡県牧之原市「平田寺」で行われる予定だった。5日、台風15号の接近に伴って同市とその周辺で発生した竜巻により、甚大な被害に見舞われた。住宅1000棟以上が損壊し、一時8000戸も停電するなど、ライフラインもままならない状況となった。杉本基久雄市長が同市のホームページ上で開催を辞退すると明らかにした。

翌6日には日本将棋連盟が場所変更を発表。前夜祭は行わない。王位戦では、2021年の第62期第4局(8月18、19日、藤井王位対豊島将之竜王=当時)で予定されていた佐賀県嬉野市「和多屋別荘」が記録的な大雨に見舞われ、当時大阪市にあった「関西将棋会館」に場所が変更になった例がある。

シリーズは6連覇を目指す藤井が3連勝した後、永瀬が連勝している。今年2月の叡王戦本戦トーナメント準々決勝、戸辺誠七段戦以来の千駄ケ谷での公式戦となる藤井が一気に防衛を決めるか。それとも、永瀬が3連勝して最終第7局への望みをつなぐのか。対局は午前9時から藤井の先手で始まる。