将棋の「お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負」を制した藤井聡太王位(竜王・名人・棋聖・棋王・王将=23)の就位式が7日、東京都港区「明治記念館」で行われた。今期は永瀬拓矢九段(33)を4勝2敗で下し、6連覇を達成した。永瀬とは1~3月の王将戦、4~5月の名人戦に続いての対決となった。こちらはともに4勝1敗だったが、王位戦は3連勝の後に2日制7番勝負でのタイトル戦で初めて連敗を喫した。
謝辞の中で藤井は、「第3局までは結果が幸いしたのですが、第4局は完敗。第5局も一方的な内容で敗れてしまいました。私自身、対局は1局ごとに独立していると考えているのですが、その時には勝負における流れを意識しました。第6局も1日目は少し苦しい展開になってしまったのですが、2日目はかえって吹っ切れて集中して指すことができました」と振り返った。また、「シリーズを通して技術面、精神面で未熟さを感じるところがありました。これを改善していけるように来期に向けて取り組んでいきたいと思います」とも述べていた。
今回は第6局(9月9、10日)の直前、開催を予定していた静岡県牧之原市が竜巻による甚大な被害で中止を決定。東京・千駄ケ谷の将棋会館に場所が変更された。今なお復旧途上の牧之原市に対し、「お見舞い申し上げます。1日も早い復興を祈念しております。再びお伺いできることを楽しみにしております」と、謝辞の最後に気遣っていた。

