台湾の林佳龍外交部長(外相)が20日夜、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本産の刺身を食べている写真を投稿し“日本支援”を明確に表明した。

高市早苗首相は7日の国会で、「台湾有事」について、安全保障関連法の規定において集団的自衛権行使が可能となる「存立危機事態」に該当するかを聞かれ、「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」などと答弁した。これをうけ、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とSNSに投稿したことが問題化。さらに、中国の外務次官が日本の駐中国大使に、また日本の外務省が中国の駐日大使に、それぞれ抗議したなどと伝えられているなど、波紋が広がっている。また中国は日本への渡航自粛を呼びかけ、日本産の水産物の輸入手続きを停止するなど、高市発言への対抗措置とみられる動きを強めており、両国間の関係に緊張が広がっている。

こうした状況の中、林外交部長(日本の外相に相当)はXに日本語で「今夜は私のおごりで、職員たちの労をねぎらいました」と書き出し、「日本産のホタテの刺身を大皿で注文して、日本を応援します」とつづった。そして満面の笑みを浮かべ、ホタテの刺身をはしでつまんでいるショットもアップ。ハートマークとともに日本国旗の絵文字も添付した。

この投稿に対し「本当にいつもありがとうございます 台湾から貰った恩は一生忘れません」などと東日本大震災の際の台湾からの支援を改めて感謝する声や「林先生、台湾の皆様ありがとうございます 台湾パイン食べて応援します」「ありがとうございます。台湾は真の友です」「嬉しいねー 台湾は東日本大震災の時も助けて頂いたし、とても頼りになる国です」「台湾國の皆さん 優しさに涙がでます 感謝です」「いつも日本が問題に巻き込まれた時に手を差し伸べてくれる台湾のみなさんには感謝しています」台湾の要人の方々が率先して日本の海産物をアピールしていただけるとは嬉しいです!ありがとうございます 感謝と共にこの御恩を絶対に忘れません!」などとさまざまな反響が寄せられている。

ちなみに台湾の頼清徳総統も20日、自身のXに日本産の海産物を使った寿司などの食事写真を投稿し、話題を呼んでいる。