政治ジャーナリストの後藤謙次氏は29日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。今年1年の政治を振り返る企画で、現在の高市早苗政権を「バルーン政権。『柱』が見えない」と指摘した。

高市政権の内閣支持率は、10月21日に発足してから2カ月が経過しても7割前後の高い水準を保っているが、後藤氏は「支持率は非常に高い。しかし、柱が見えない」として、「バルーン政権」と名付けた理由を説明した。

「たとえば安倍政権では、安倍派という強力な派閥があり、岸田内閣でも(麻生太郎氏や茂木敏充氏との)『三頭政治』と言われたような、党内に太い柱があって、それによって政権が支えられたが、高市さんには、ない」と指摘した上で、「世論の追い風によって上空に上がるバルーンみたいな状況」と表現した。

「バルーンはヘリウムガスで浮かび上がるが、ヘリウムが抜けてしまうと一気に落ちる可能性がある」とした上で「どれだけ柱を補強できるか。1つが維新とか国民民主とか。そういう勢力の枠組みをきちんとできるか、そこにかかっている」と述べた。

現在の高市政権の高支持率については「(高市首相の)個人の人気だと思う」と述べ、前任の石破茂前首相に対する「石破おろし」が吹き荒れた自民党に「国民はへきえきしていたはず」と指摘。「そこに、発信力がある高市さんが登場し、何かやってくれるだろうという人気が人気を呼んで、『推し活』に近いような状況が生まれているのではないか」と分析した。