元大阪府警刑事で犯罪ジャーナリストの中島正純氏が30日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)に出演。東京・上野と羽田空港で連続して起きた催涙スプレー強盗事件の今後の捜査について解説した。中島氏は「被害者の方々も、もしかしたら顔見知りの可能性があると私は思っています。何らかのつながりがあると思います」と示唆した。

29日午後9時半ごろ、上野で中国籍の男性が3人組の男らに催涙スプレーをかけられ約4億2300万円が入っていたとみられるスーツケース3個を奪われた。30日未明には、大田区の羽田空港駐車場で、別の男性が催涙スプレーをかけられる事件も発生。男性の車には約1億9000万円入りのスーツケースがあったといい、警視庁は双方の事件に関連があるとみて、強盗と強盗未遂容疑で調べている。

双方ともに、なぜ現金、なぜ警備をつけない、なぜそんな多額という疑問が残る。中島氏は「警備会社がつくのが本来。非常に危険である。毎回このような形でお金を運ばれていたのか。警察は当然、4億2300万円と、1億9000万円の金について何らかのトラブルはなかったですかと聞くと思う。このお金はなぜ、海外に持ち出すかとかのかとか、いろんなことを警察は聞く。その中で、トラブル、お金を運ぶことを知っていた人物が捜査の中から出てくる」と解説した。

また、現場捜査の主流として、防犯カメラとナンバー読み取りシステムを重視。海外逃亡を防ぐために空港や港をふさぐという。これらを踏まえて中島氏は、「大切なことは、被害者からの事情聴取。犯人のことを知っているかどうか。金の流れを知っている人物が何人いたか。4億、1億のお金を巡っての何らかのトラブルはなかったか。今回は異例づくしの出来事。逃走している犯人を追いかけるのは当然の話ですけど、きっちりと被害者の方から事情聴取が行われると思います」と話していた。