藤井聡太王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王=23)が永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受ける将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第3局が、3、4日の2日制で東京都立川市「オーベルジュときと」で行われる。両対局者は2日に現地入り。対局場を検分した後、同市内のホテル日航東京で行われた前夜祭に出席した。

シリーズは、自ら「真剣」と評する角換わりからの新たな研究を永瀬が藤井がぶつける形で第2局まで終えた。お互いに先手番をキープして1勝1敗。改めての5番勝負となる。

立川対局は今年で5回目、5連覇を目指す藤井は「中盤戦の要所。本局も大きな1局ですので、より気持ちを高めて臨みたい」と決意を語った。当地での盤外での楽しみも披露した。「温泉でリフレッシュしながら2日間、熱戦をお見せできるよう精いっぱい頑張りたい」と話して、大きな拍手を浴びていた。

対する永瀬は、名人挑戦権を争ってトップ棋士10人総当たりで戦うA級順位戦で7勝1敗。糸谷哲郎八段(37)と並んで挑戦者争いをしている。勢いそのままに先手番の今局でリードを奪いたい。「重要な対局だと肝に銘じて臨みます。先手番ですし、積極的に全力で頑張りたい」と語った。昨年は勝負メシとして2日連続で「うなぎ」を採用した。「今回は違う試み。注目していただけたら」と盤外での楽しみをほのめかして、参加者を笑わせていた。

対局は3日午前9時、永瀬の先手番で始まる。