中道改革連合の泉健太氏は11日、東京都内の党本部で開かれた議員総会後、報道陣の取材に応じ、衆院選大惨敗を受けた野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表の辞任に伴う党代表選(12日告示、13日投開票)には、立候補しない意向を示した。

「昨日、(不出馬を)決断した」と述べた。

泉氏は、立憲民主党代表の経験があることや、SNSでの発信力の高さなどから、代表選出馬が有力視されていたが、一転の不出馬に。泉氏は理由を「私自身が考える、自分自身の中での条件がそろっていないということだ」とだけ、答えた。

立民と公明党の衆院議員が合流し結党された中道改革連合は8日投開票の衆院選で、公示前の167から49まで議席が激減する歴史的な惨敗を喫した。全員が比例名簿上位に搭載された公明出身者は28人全員が当選したが、144人いた立民出身者は比例名簿では公明出身候補の下で、小選挙区では自民党との激戦を余儀なくされ、当選できたのは小選挙区ろ比例で21人と、公示前の2割以下となった。

そんな限られた人材の中で行われる今回の代表選は、当初の「推薦人10人が必要」などの立候補の条件が、今回に限って撤廃されることが、この日の議員総会で決まった。泉氏は、新代表に求めることとして「この難局を乗り切るだけの先見性やビジョンを持ち、傷ついた多くの仲間たちや支持者が大変多いので、そういったところに寄り添う力を持った人物になってほしい」と要望。「中道ですから、分断や対立をあおる代表ではなく、内側だけでなく日本国民みんなに対して、包摂の精神を体現できるリーダーシップを出して欲しい」と、期待を示した。

今回の衆院選については「高市さんの戦い方、自民党の戦い方が非常にたけていたし、(自民党には)資金力もあった。なかなか(中道には)講じきれないムードをつくられてしまった」と、振り返った。

また、「高市動画」がバズった自民党のSNS戦略を念頭に、「SNSは、多くの国民のみなさんが情報を受け取る手段だし、(中道は)もっと真剣に向き合う必要がある。今までは街頭で演説したり、ビラを配ったりというところで民意をはかってきた政治家は多いと思うが、それだけでははかれない民意がある。見落としている民意があるということを、もっと残っている中道の議員達は認識して向き合う必要がある」述べた。

今回、代表選に出馬しなくてもSNSを通じた発信はさらに行うとし「私がやってきたことを伝え、みんながそれをできるようにしたい」とも語った。