国民民主党の伊藤孝恵参院議員が12日、自身のXを更新。東京に夫と子供と残して単身赴任で挑戦した衆院選秋田1区で落選した国民民主党候補の木村佐知子氏(39)の投稿に対し、気遣いとエールの言葉を送った。

木村氏は、23年4月に東京・台東区議会議員にトップ当選したが、国民民主からの打診を受け、区議を辞職する形で今回の衆院選に故郷の秋田で立候補。Xのプロフィル欄では「故郷秋田への強い思いから、断腸の思いで区議を辞し、帰京しての挑戦を決意」と自己紹介していた。落選後にはXで、現在の心境を長文で説明。「秋田に住んだ方がいい、夫や子供たちも連れてきた方がいい、と言われます。そうしたい気持ちはずっと持っています」前置きした上で、「夫は、東京で仕事があり、秋田には来ないと一貫して言っています。どんなに説得してもダメです」と状況を明かした。離婚を覚悟したことも激白し「現状は、解散が思ったよりも急だったこともあって、折衷案の一時的な単身赴任という形を取り、そこまでには至りませんでしたが、私は、自身の政治活動を優先するために、離婚をした方がいいのでしょうか?」ともコメント。「秋田で腰を据えて、働いて子育てしたいのです。私は選挙に出る前からずっと。でも、これは、私の一存ではどうにもならないことです。子供にも子供の考え、人間関係があります」などと、苦悩の心境をつづっていた。

伊藤氏はこれらの投稿に対して反応。「家族を大切にしながら、子どもの成長を日々感じながら、生まれ育った故郷の選挙区で挑戦出来る。国会で働くことが出来る。そんな当たり前を一緒につくって行きましょう」と呼びかけると「選挙中、木村さんを大切に思う方々から沢山メッセージいただきました。御礼したいので是非、集会にお邪魔させてください」と、悩みを抱えながらも党の候補として出馬したことに感謝した。

なお、木村氏は投稿の反響を受け、補足のコメントをポスト。「反応の大きさには、離婚というワードの強さが予想以上だったと改めて思いました。あくまで一般論として、夫婦の話し合いでどうしても折り合わなければ離婚は当然の選択肢として視野に入りますし(弁護士としての経験からも)、また、離婚しても子供と必ずしも離れ離れというわけでもないし、子供が可哀想というわけでもありません。まだまだ、世間一般の離婚観が、オールオアナッシング的なものなのだと感じ、私の発信はやや強かったのかな…と思いました」と振り返りながら「。ちなみに約3週間余り家を留守にしていましたが、子供たちは意外とというかケロッとしていました。海外赴任に行っている〇〇ちゃんのママと比べれば全然短い、とか。もちろんケアは必要ですが…これまで私は区議会やJCの関係で月に数回は地方出張がありました。金銭面の問題はありますが、子供たちも、子供たちなりに考えて、適応しています。私が言うのも何ですが、家族の形は人それぞれ、離婚が仮に視野に入ったとしても別に特別変なことではないですし、一つのあり方として捉えていただきたいなと思います(今すぐ離婚するとかではないです)」と説明した。また「子供がこういう投稿を読んだらどう思うか、というご意見もありましたが、そこは子供を信頼しているという言い方になるでしょう。もちろん夫もです」と強調した。

木村氏は2万5510票を獲得したが、自民候補に約4万票差で次点となり、比例復活もできなかった。