松本洋平文科相は26日の参院文教科学委員会の冒頭、「週刊文春」に2週にわたり報じられた既婚女性との不倫疑惑について釈明し、3度にわたり謝罪の言葉を口にした。
報道内容や松本氏の予算委員会での答弁への野党側の反発から、19日の委員会開催が見送られるなど審議に影響が出ていた。松本氏は衆院議員会館で女性と不適切な行為に及んだとする疑惑報道について、「規則にかかる不適切な適切な行為はありません」と否定。法案審議に影響を及ぼしたことについて、おわびの言葉を繰り返した。
松本氏は25日、議員会館での女性との不適切な行為疑惑を否定する内容の文書を野党側に示し、野党側は文書の内容を踏まえ審議に応じる形となり、委員会はとりあえず正常化した。
この日の委員会で松本氏は、質疑に入る前、「今回の週刊誌記事により、議員のみなさまをはじめ、関係するみなさま方にご迷惑をおかけすることになり、この場をもっておわび申し上げます」と、5秒間、頭を下げた。「文科省として非常に重要な2つの法案を審議いただく局面で、大変申し訳なく思っております」と述べると、再び頭を下げて謝罪の意を示した。
その上で、文春報道に言及。「今般報じられた内容は家族に話をし、妻から大変大きな叱責(しっせき)を受けた。私から真摯(しんし)に謝罪し受け入れてもらい、すでに家族間では整理が付いている案件」とした上で、「個人のプライバシーに関わる内容を明らかにすることは関係者に不利益を生じさせる恐れもあり、プライバシー保護の観点から最大限配慮する必要がある。議員会館にかかる報道については、規則にかかる不適切な適切な行為はありません。会館を案内し、意見交換したものであります」と、記者会見などでの説明と同じ内容で釈明した。
「こうした状況にもかかわらず、法案をご審議いただくことに心より御礼を申し上げます。法案の質疑に対し、誠心誠意、誠実に臨んでまいります」とも述べ、「今回の状況を受けあらためて大変反省し、みなさまからの大変厳しい声を真摯(しんし)に受け止め、信頼を回復できるよう全力で尽くして職責を果たしてまいりたい」と口にした。
最後にも「本当に申し訳ございませんでした」と述べ、頭を下げた。
同委員会では、実施に向けて3月中の成立が必要な「日切れ法案」のうち、高校授業料無償化を拡充するための就学支援金支給法改正案の審議がヤマ場を迎えており、この日は同法案の審議が行われた。

