今年2月の衆院選に中道改革連合から立候補し落選した川内博史氏(64)、阿部知子氏(78)、平岡秀夫氏(72)の3人は19日、国会内で会見し、新たな政治団体「護憲リベラル共生(略称ゴリラ)」の立ち上げを正式に発表した。3人やを含めて合計16人が「参加の意向」を示していることも明かした。
会見では、16人の布陣に関して質問が集中。阿部氏は、16人の中に現職議員が含まれていることを認めた上で、将来的な政党化については「視野に置いている」としながらも、「野党再編のような立場には立たない。まずは政策議論をオープンにしていきたい」と述べた。
現在、中道、立憲民主党、公明党の合流をめぐる3党協議が続いており、8月末までに一定の結論が出る見通し。川内氏は「3党がどうなるのか、8月末にはなんとなく分かるかもしれない。そういうう動きを見ながら(今後について)相談し、決めていきたい」と述べた。
3人以外の顔ぶれを問う質問も相次いだが、阿部氏は「今、政治状況が微妙な時期。この場で申し上げるわけにはいかない」と述べ、具体的な名前には触れなかった。「参加します」以外にも、参加を「検討している」という人もいるという。現職の参加は現段階で「4人」ではないかと問うた記者に、川内氏はSNS上にそうした文書が流れているとして、「怪文書、怪文書」と主張した。
川内氏は、「高市内閣に対峙(たいじ)する旗を、しっかり掲げることが大事だ。この旗の下に結集してくれる方は、みなさんに及びかけをする」と述べ「『大きなかたまり』ではなく、『護憲リベラル共生』のかたまりをつくる」と強調。衆院選で落選した小沢一郎前衆院議員とは相談したのかと問われると、「その中に、当然、小沢先生も入ってくるのではないか」との見通しも口にした。
現段階では、政党要件に必要な5人の国会議員の参加の条件は「満たしていない」という。
会見では、「日本国憲法の尊重」などをうたった設立宣言のほか、憲法9条の堅持やジェンダー平等社会の実現、長子による皇位継承を可能にする皇室典範の再改正、経済政策など11項目の基本政策を発表。当面の間、代表を川内氏、共同代表を阿部氏、幹事長を平岡氏が務めるという。

