昔懐かしい特急車両がよみがえる。西武鉄道(本社・埼玉県所沢市、小川周一郎社長)は25日、10000系「ニューレッドアロー」の1編成に初代特急5000系「レッドアロー」の塗装色を施した「レッドアロークラシック」を10月4日から来年春(予定)までの期間限定で運航すると発表した。昭和100年を記念した、「西武グループ昭和100年SPECIAL PROJECT」の一環だ。
初代特急車両5000系「レッドアロー」は、1969年(昭44)年10月14日の西武秩父線開通と同時に運行を開始した、西武鉄道初の有料特急。東京・池袋と埼玉・西武秩父を当時最短の83分で結び、秩父観光の足として多くの人を運んできた。アイボリーホワイトの車体に鮮やかな赤い帯という洗練されたデザイン、ゆったりとした快適な車内空間が評価され、70年には優れた車両に贈られる鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞している。
看板特急として約四半世紀にわたって活躍。93年に登場した10000系「ニューレッドアロー」、現在の001系「Laview(ラビュー)」へとつながる西武特急ブランドの礎を築いた。まさに、西武鉄道の昭和を代表する車両である。
今回の「レッドアロークラシック」は、現在活躍中の10000系車両に、この初代レッドアローの塗装を施し、11年から21年に実施した「レッドアロークラシック」を再現する。
西武グループでは、昭和100年という節目に沿線文化を盛り上げるさまざまな企画を展開している。「レッドアロークラシック」の復活で、沿線住民だけでなく、幅広い人たちに注目していただき、実際に足を運んでもらうきっかけを創出したいとしている。

