立憲民主党の辻元清美参院議員は16日の参院予算委員会で、この日の委員会に辞任した簗和生・前農相の参考人出席を求めたが、自民党の反対で実現しなかったと主張した。

辻元氏は、高市早苗首相に対し「簗さんの問題はこれで幕引きできる問題ではないという認識か」と問い、高市首相は「簗農林水産大臣は辞任をしましたが、衆議院での質疑を聞いていてもまだ十分に納得していただける説明責任を果たせていないと考えている。いち議員として引き続き説明責任を果たしてもらえることを期待しています」と、応じた。

これに対し、辻元氏は「今日の参議院予算委員会に簗議員に参考人で来ていただくことをお願いしました。衆議院でもあれだけ議論をしており、参議院の予算委員会でも2日前まで大臣をやっていらっしゃった方ですから、説明責任を果たしていただきたい。ところが自民党が拒否をいたしました」と言及。高市首相に、「自民党総裁として積極的に出るよう言っていただけないか」と求めた。

しかし高市首相は「予算委員会の運営は、国会、予算委員会でお決めになることだと承知をしております」とだけ答え、辻元氏は「それでは総理に説明していただきます」として、簗氏の地元自治体に対する「予算大幅カット発言」や公職選挙法抵触の疑いも出ている選挙でのシャトルバス無料送迎問題などについての認識や、高市首相自身の責任などについて、20分近く追及を続けた。

「具体的に、何と何と何が問題だったと思うか」の質問に、高市首相は「さまざま、週刊誌報道で報じられたことがあり、そのひとつひとつのご質疑がありましたが、しっかりと納得が得られる答弁ができなかったということであろうと思います」と応じた。

辻元氏は「代表的な問題三つあると思います。簗さんが来ないので、総理が説明してください」と求め、高市首相は予算カット発言、シャトルバス送迎問題に触れながら、「文春オンライン」や「週刊文春」が新たに報じた選挙運動員買収疑惑を念頭に「三つ目については報道は承知をいたしているが、実際このことについては、私自身も本人から聞き取る間もなく辞任に至ったと言うことでございます」と、述べるにとどめた。