昨年の東京ダービー馬カイルがゴール前の攻防を制し、重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは2分49秒2(良)。御神本訓史騎手(41)は昨年に続く勝利で金盃4勝目、小久保智調教師(51)は初制覇となった。

道中は中団後方のポジション。発走前にゲート入りで気難しさを見せたが、「内めの経済コースはプラン通り。前の人気馬を見ながらスムーズにいきました」と初コンビの御神本騎手。直線の争いでエンジンがかかると、外セイカメテオポリスを競り落とし、内トーセンブルを頭差捉えた。「挟まれる形で馬に火がついた感じでした」と鞍上は振り返った。ここ4戦は少し元気のない走り。それでも、地力とタフさの求められる舞台で、世代の主役が意地を見せた。小久保師は「うれしいですがゲート入りで反省もある。周りに迷惑がかからないよう、態勢を整えて今後のプランを考えたい」。かぶとの緒を締めて次なる戦いへ向かう。【渡辺嘉朗】