いよいよ今週、3月1日(土)から、リニューアルしたシン・阪神競馬場でのレースが始まる。
スタンドのリフレッシュ工事と並行して、馬場(芝、ダート)もコース形状は同じでも路盤などを全面的に新装。開幕週のメインは桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2、芝1600メートル、3月2日、3着まで優先出走権)。びっしりと生えそろった芝にフィットする馬として、ナムラクララ(長谷川)をピックアップした。
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阪神競馬場は昨年4月の開催終了後、トータルで約5万2400平方メートルの芝を張り替えた。従来なら最大でも2カ月半しか次の開催までの期間がなかったが、今回は約10カ月の時間があった。ほぼ全面的にきれいな芝になっている。
これによって内、外、直線、コーナーのすべてがまったく均一な馬場になった。現在はオーバーシードで洋芝が青々と生えそろっているが、その下にある野芝も昨年の夏にたっぷり日光を浴びたことで抜群のコンディション。グリップが利いて走りやすくなっている。となれば、前に行けるスピードタイプ、それもできるだけラチ沿いか、ラチから2頭目のところを走れる馬が断然有利になる(3頭目では厳しい)。改装阪神開幕週を彩るチューリップ賞で浮上してくるのは、ナムラクララだ。同馬はデビューから4戦、毎回ゲートを出てからスーッと行き脚がついて前めで競馬をしている。これは大きな武器。行き脚が良ければ少々の外枠でも勝利に直結するポジションを取れるからだ。
同馬の場合は距離がポイント。今回は1ハロンの延長で初のマイル戦。しかし、担当する藤原助手は「前走の競馬や普段の調教から距離はこなせると思います」と話す。半姉ナムラクレアは重賞5勝。そのすべてが7ハロン以下だが、3歳の春は桜花賞で3着に入っている。まず問題ないだろう。
準備も万全。同助手は「前走後はいったん(放牧に)出しましたが、いい状態で帰ってきたのでやりやすかったです」。好発から好位の内で脚をためてゴール前で抜け出す-。リニューアル阪神の最初の重賞勝ち馬は、この馬とみた。【明神理浩】

