レーシングポスト電子版が27日に掲載したコラムで、マディー・プライル記者がフランスの凱旋門賞に遠征する日本のダービー馬クロワデュノール(牡3、斉藤崇)に期待を寄せた。

同記者はコラムの冒頭で、レーティングの低いペースメーカー(バーキャッスル)が3着に逃げ粘ったため、「英インターナショナルSが今年はロンジンワールドベストレースにはなりえない」と言及。続けて、凱旋門賞戦線が混戦であることを紹介し、英インターナショナルSを圧勝したオンブズマンがもし2400メートルを走るならスピードの生きるデルマー(米国)のBCターフが魅力的な選択肢だろう、と持論を展開した。

そして、「今のところ、昨年オンブズマンが勝ったレース(プランスドランジュ賞)が今シーズン、私が最も楽しみにしているレースになっても驚きません。それは凱旋門賞のトライアル競走が終わった後のロンシャン競馬場のG3です。9月14日に行われるプランスドランジュ賞ではサンクルー大賞とキングジョージを勝ったカランダガンと日本ダービー馬で凱旋門賞候補のクロワデュノールが対決する予定です」と期待を寄せた。

プランスドランジュ賞には他にゴリアットやジャンロマネ賞を制したクイジサーナ、オンブズマンと同じゴスデン厩舎のダミュソスが登録していることを伝え、「ダノンデサイルがジャドモント(英インターナショナルS)で大敗したので、クロワデュノールがどのような走りを見せるのか、非常に興味深いです」と私見をつづっている。

プライル記者はプランスドランジュ賞はあくまでG3であり、「(レースレーティングが)G1レースを超えることは考えにくく、(ワールドベストレースは)もちろん、アイリッシュチャンピオンSが最有力候補の1つと言えるでしょう」と断った上で、「それでも(プランスドランジュ賞が)魅力的な一戦となることは間違いありません」と断言している。

キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したカランダガン(セン4、F・グラファール)は陣営が秋の最大目標として、ジャパンC(G1、芝2400メートル、11月30日)に参戦することを明言。プランスドランジュ賞だけでなく、英チャンピオンS(G1、芝1990メートル、10月18日=アスコット)にも登録を行っており、ジャパンCの前にフランス国内外のどのレースを走るのかは明らかになっていない。