重賞ウイナーの貫禄か。遅れてきた大物か。菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2、芝2400メートル、21日=阪神、1~3着馬に優先出走権)の最終追い切りが17日、東西トレセンで行われた。恒例の「追い斬り激論」では栗東・友道厩舎の2頭をピックアップ。原田竣矢記者はダービー3着のショウヘイ(牡)を、下村琴葉(ことは)記者は2戦2勝のライトトラック(牡)をチョイスした。
◇ ◇ ◇
原田 ドジャースの大谷翔平選手が2年連続の50号達成ですよ!
ことは しかも先発登板した試合で。今年もすごい。ところで、神戸新聞杯のメンバーで、大谷選手と関係がありそうな馬が2頭いるんだけど、気付いた?
原田 えっ、2頭? 僕のオススメのショウヘイだけじゃなくて?
ことは それは誰でも気付く。確かにショウヘイの最終追いの動きは輝いていた。ポリトラックで余力を残し6ハロン82秒5-11秒3。
原田 上半身の使い方が上手で、きれいなフォームでした。自然と前に脚が運べますし、楽な手応えで加速できる印象です。大谷選手のようなセンスの良さですね。友道師は「しまいを伸ばして、いい感じで仕上がったと思う」と。Cウッドでの1週前追い(11日)でも前を行くヨーホーレイクをしっかり追走し、前向きさや集中力の面で成長を感じました。3カ月の夏休みで体重も10キロほど増えたそうですし、京都新聞杯完勝、ダービー3着から、さらに力を増しています。
ことは 仕上がり、実績のどちらを見ても期待が持てそうだね。でも、同じ友道厩舎の僚馬ライトトラックも負けていないよ。
原田 ライト大谷…?
ことは まあまあサッカー好きは、とりあえず黙っておきなはれ。同馬が前走・白百合Sを勝った後、石橋助手が「遅れてきた大物」と話していたのが印象に残っているんだ。
原田 こちらも最終追いはポリトラックで単走ですね。6ハロン85秒1-11秒9。
ことは 前を走っていたショウヘイと比べれば重心が高く見えるけど、大きいストライドで首を使ってゆったり走れていた点は好印象。トレーナーが「単走だとそこまで動けないタイプ」と話すように、調教で時計がバシバシ出るタイプじゃないけど、いつも動き自体は良くて、レースも調教通りのいい内容だね。
原田 2戦2勝で底を見せていませんしね。距離延長をこなせるのかが気になりますが。
ことは それなら心配ないよ。指揮官が「距離を延ばしたら面白いと思っている。菊花賞でも見てみたい」と答えるぐらいだから。600メートルの延長はむしろ歓迎といったところかな。
原田 それは心強いですね。ところで、ライトトラックと大谷選手の関係は? 早く教えてください。
ことは 大谷選手の50号はライト方向に飛んだ。
原田 さすが筋金入りの野球ファン…って、それだけですか!

