昨年のBCクラシックを制して年度代表馬となったフォーエバーヤング(牡5、矢作)は、ラストランとして東京大賞典(G1、ダート2000メートル、12月29日=大井)を目標にすることが決まった。管理する矢作芳人調教師(65)が8日に東京競馬場で明かした。

囲み取材で語った矢作師のコメントは以下の通り。

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まず前提として、まだ白井で検疫中なので、あくまで(検疫から)解放されてから馬の状態を確かめてなんですが、一応、東京大賞典を目標にします。それで引退します。中間で少しでも状態が上がらないとか、あるいは(これまで)1回も不安は出たことはないけれど脚元の不安が出るとか。少しでも何かしらの不安が出たら、その時点で引退します。正直言って、俺的には引退しちゃったほうが楽なのになあ(笑い)。また1カ月半しんどいなとは思うけれど。

自分たちなりに、厩舎なりに(前走の)敗因の分析をして、だいたいこうであろうというのはメンタル。フィジカルに関してはぜんぜん悪いところはなかったので。メンタルの面でやっぱり俺の力が足りなかった。海外で2戦すること。国内でたたいて目標のレースに行くのだったらもっと楽だったかもしれない。馬には、ちょっとしんどいことをしたかな。

ただ、オーナーもやっぱり日本の競馬ファンに(フォーエバーヤングの走りを)見せたいという思いがある。それは俺ももちろんだし、厩舎としてもそうですし。一番は、オーナーがやっぱり日本の競馬ファンに見せたいと。そういう意味で、もうあれだけ稼いでいて、賞金とかお金じゃないので。そういう思いで、使うとしたら一応、そこ(東京大賞典)になりました。

サウジCということも相当検討したんだけど、やっぱり今の状況をいろいろと探ってみると、今年のドバイよりも危ない状況ということで、そのリスクは負えない。有馬記念という声もあるけれど、それに関しては俺がちょっと否定的で。競馬の盛り上がりのためにというのはあるかもしれないけれど、そこまで馬に苦労はかけられない。

(白井の検疫が終わったら)そこからしがらきに戻します。そこでまた状況を見て。いずれにしても、そこからまた3週間の着地検査があるので、そこまでは(トレセンに)入れられないですし。ローテ的にはぎりぎりのところですから、なかなか難しいところもあるだろうけれど。いろいろと厩舎としても作戦を考えて、どういうふうにメンタルを持っていくかっていうことで。それなりに自分としても作戦があるので、やってみようということになりました。

レース後も、脚元やその他は全然問題はなくて。ただ、走ってないっていうんじゃなかったんだよね。ちょっとしんどかったのかなっていうか。上がりの息とかは、普通にちゃんと走ってきましたっていう感じだったので。立て直すのはなかなか難しいとは思いますけれど、どうであれ、あの馬が今まで築いてきたものに傷がつくものじゃないと思うし、最後に日本のファンにお見せできればと思います。