3日目特選9Rを走った谷口遼平-上田国広が地元でワンツーを決めた。谷口は、番手戦が続いて勝ち上がれなかったうっぷんを晴らすかのようなレースだった。勝った上田も、中部には貴重な番手で勝負する選手なので、その意味でいい結果となった。声をかけるとうれしそうな顔で前歯がキラリと光った。

ヤマコウ(左)は準決直後の浅井康太の話に耳を傾ける
ヤマコウ(左)は準決直後の浅井康太の話に耳を傾ける

決勝の地元は浅井康太1人。準決は「志田(龍星)が福田(稔希)君ともがき合ってもまくられるだけだから、志田がゴール勝負できる初手を計算した」位置取りだった。ただ「坂井(洋)君に入られないように1角で踏んだので、バックで車間を切るタイミングが難しかった」と振り返る。「2センターで(新田祐大を)ブロックしても決まらないと思い前に踏んだ」判断は賢明だった。

決勝は単騎の戦いになる。近畿の層が厚く、古性の調子にも疑問符が付く中「古性君は、悪くても決勝には仕上げてくると思う」と読んでいる。浅井は10月の松阪G3決勝も目標不在で、前に攻めて番手を奪うレースをした。連日、目標にした郡司浩平と中団を取り合うよりも、前に攻めて活路を見いだしたことに価値がある。近畿と北日本がやり合うレースが想定されるだけに、少ないチャンスをものにしたいところだ。