長野県にある諏訪湖は何度も訪れているが、いつも湖畔から眺めるだけだったので、今回はE-Bikeで一周することにした。ちなみに諏訪湖は長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる、県下最大の湖。秋は「花火大会」、冬は「ワカサギ釣り」で賑わい、また周辺には諏訪神社の総本山「諏訪大社」、豊富な湯量を誇る「上諏訪温泉」などもある。
ぶらりノープランでやってきた諏訪湖だが、湖畔に着くときれいなサイクリングロードが整備されていた。徒歩ジョギングとは別レーンになっているのも嬉しい。ここで一気にテンションが上がった。湖の南部にある諏訪中央公園を起点に時計回り。諏訪湖を一周すると約16キロ。長い距離ではないので、あちこち寄り道をしながら進んで行く。
しばらく行くと湖に突き出した小さな桟橋が現れた。見ると板に「大四つ手網」と書かれている。横の案内板を読むと、網を湖底へ沈め、入った魚を一網打尽にする、伝統漁具のことであることがわかった。随分と原始的な方法だが、昔はそれだけたくさん魚が捕れたのだろう。
さらに進むと「片倉館」の案内板が現れる。以前から気になっていた場所なので、立ち寄ることにする。片倉館はヨーロッパ建築を思わせるオシャレな建物で、外観からはとても温泉浴場とは思えない雰囲気。国指定重要文化財に指定されているだけあって、温泉浴場を越えた存在を持っていた。内部には100人は入れる千人風呂があり、浴室を中心にステンドグラスや彫像などもあるという。かなり興味をそそる内容なのだが、いまの時間は朝8時。さすがに営業時間前。ガイド付きの見学ツアーもあるようなので、次は夫婦で入浴も兼ねて遊びに来てみよう。
再び湖を左手に見ながらペダリング。景色が広々としているので、それだけで気持ちがいい。北部にある「みずべ公園」から脇道へ入って行った。次、諏訪湖に来たら行こうと思っていた「諏訪大社」へ向かう。ちなみに諏訪大社は諏訪湖を挟んで4か所にあり、南に上社の本宮と前宮。北に下社の秋宮と春宮がある。
国道20号を横断して、旧甲州街道を通って着いたのが、諏訪大社下社秋宮。E-Bikeを降りて、鳥居をくぐり坂を上がると最初に大注連縄の神楽殿が見えてくる、その両側には青銅製の大きな狛犬が構えている。趣のある光景だ。さらに奥へ進んで行くと二重楼門造りの拝殿。こちらの造りも立派。国の重要文化財になっていることも頷ける。境内は木々に囲まれ、静かな時間が流れていた。
E-Bikeに跨ると、少し離れた下社春宮へ向かった。途中には古い建物がいくつか点在、タイムスリップしたような景色が続く。中山道を通って10分ほどで下社春宮に到着。神楽殿と拝殿を参拝した後、砥川を渡って「万治の石仏」へ。大きな岩の上に頭がちょこんと乗っている、少しユニークな像で、この石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに3周すると、願いが叶うと言われている。もちろん僕もきっちり3周した。
再び諏訪湖。北部にある赤砂崎公園へ着くと、広く開放的な公園は親子連れや子供で賑わっていた。この辺りでちょうど湖半周になる。さらに進むと、大きな多目的広場が広がる岡谷湖畔公園に出る。この周辺に住んでいたら、週末の公園は選び放題だな。公園の終わりところに、天竜川に架かる大きな釜口水門が見えてくる。諏訪湖には31の河川が流れ込んでいるが、湖から流れ出る河川はこの天竜川のみ。大雨による湖の氾濫を防ぐために作られた釜口水門は貴重な役割を果たしている。
水門を渡れば諏訪一周も終盤だ。対岸に見える町並みや遠くに聳える山々を眺めながら、少しずつ走行ペースを上げて行く。出発の時は寒さで凍えていたが、体はどんどん温まり、さらに日差しもポカポカに、気が付くとグローブを外したくなるほど温かくなっていた。16キロなら初心者でも楽勝の距離、サイクルロードがあるので車とぶつかる心配もない。周りには温泉もあるし、次は妻とふたりE-Bikeで一周をしてみたい。
■走行距離:17.1km
■バッテリー消耗:20%
◆ルート














