
- 40度を超えるとさすがにビーチにいても暑い…
LAにも四季はあります
「青い空に海、1年中温暖で太陽の光が燦燦(さんさん)と降り注ぐ」。皆さんが抱くロサンゼルスのイメージってきっとこんな感じですよね。確かにLAは年間を通じて天気がよく、夏でも日本のような湿気はなくカラっとしていて、冬でも日中は平均気温が15度前後と過ごしやすいのが特徴です。でも、そんなLAにも四季はあります。

- 秋らしい空になってきたと思ったら真夏が戻ってきました
昼と夜寒暖の差が10度も
9月になれば秋らしい風が吹き、12月になると革ジャンやダウンが必要なほど肌寒い日も出てきます。LA市内で雪が降ることはありませんが、冬には車で2時間も走ればスキーができる山にも行けますし、朝方には10度を下回ることも珍しくなく、皆さんが想像するよりもずっと寒いです。特に12月から3月は雨季で雨が多く、肌寒い日が続きます。春らしくなる4月から5月は日本の初夏のような陽気で、年間を通じてもっとも過ごしやすい季節です。6~8月は30度を超える日もありますが、平均最高気温は20度後半で、日本よりもずっと涼しくて過ごしやすいことで知られています。ただ、太陽の下にいると数時間で真っ黒になるほど日差しは強烈で、ジリジリとした暑さがLAの夏です。一方で湿気が極端に少ないため、日陰に入るとびっくりするほど涼しく、日中と夜では気温が10度違うことも珍しくないほど寒暖の差もあります。

- 夏が逆戻りしたインディアン・サマーはビーチも大賑わい
夏よりも暑くなる
そんなLAは今まさに、「インディアン・サマー」と呼ばれる季節の真っ只中。聞きなれない言葉だと思いますが、9月に入って秋らしくなった後で、再び真夏日が戻ってくることをそう呼びます。11月末頃にかけて数日から1週間くらいその時がやってきます。今年は9月末にいきなり気温が40度まで上がり、その後はいったん涼しくなったものの10月に入ってから再び30度超えの日が数日続きました。内陸に発生する高気圧が乾燥した砂漠の熱を持ってLAに吹き荒れる乾燥風がインディアン・サマーなので、夏よりも暑くなることも珍しくないんです。日本の「小春日和」に相当する表現だとも言われますが、LAのインディアン・サマーは外に出るのも嫌なほど暑くて夜も寝苦しく、本格的な冬を迎える前のしばしの暖かさなんて生易しいものではありません。でも、それが過ぎ去ると翌日から一気に気温が下がり、徐々に短い冬へと突入していきます。

- 気温は高いですが寒流のため海水の温度はびっくりするほど低いので海に入るにはちょっと勇気がいります
インディアン・サマーの由来は諸説
そのためインディアン・サマーが終わると衣替えをする人も多く、インディアンが厳しい冬を迎える前に穀物の収穫と冬支度で忙しくなる秋の暖かい日を「インディアン・サマー」と呼んだのが始まりだという説があるのもうなずけます。ほかにも暖かい秋の日はインディアンが狩りをするのに適した日だったからなど諸説いろいろあるようですが、実際になぜそう呼ばれるようになったのかはわかっていないそうです。いずれにせよ、この時期にLA旅行をされる方は寒暖の差には十分に注意してくださいね。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。写真も)

