道南浦河町の荻伏沖で４日、ヤナギノマイやガヤ、ソウハチなど五目釣りを楽しんだ。晴れ、風はやや強く、波１・５メートルの下、開始早々から良型が上がった。

　午前６時、荻伏漁港から第５へいせい丸（吉田大治船長、【電話】０９０・２０５６・３１３１）に６人が乗船し、３０分ほど沖に向かった。胴突き仕掛けに針は１６～１８号を６～８本、オモリは２５０号、餌は赤イカとサンマを使用した。

　水深１２０メートル前後を狙う予定だったが、強風と高波のため岸寄りの７０メートル前後に仕掛けを下ろした。すぐにガヤが釣れ始め、３０センチ超の大型も多く上がった。船が流されてガヤのポイントから外れると、今度はヤナギノマイの群れに当たり、中型サイズに加え４０センチ級の大型も。さらにポイントが変わると、この時期ならではの良型ソウハチが釣れた。

　正午の沖上がりまでヤナギノマイは２８～４０センチが１人４０～７０匹、ガヤは２３～３３センチが同３０～５０匹、ソウハチは２５～４０センチが同３０～５０匹。他にサバ、マゾイ、シマゾイが船中数匹と全員がクーラーに入りきれないほどだった。「シケの日もあるが、出漁さえできれば五目の数釣りができる」と吉田船長。今後も期待できそうだ。【リポーター・竹鼻雅己＝６４】