令和6年度版高齢社会白書によると、65歳以上の1人暮らし高齢者は、2020年で671万7000人。今後も増え続け、2040年には1000万人を超えると推計されています。
1人暮らしの高齢者が自宅で1人で亡くなると「孤独死」と言われ、問題視される傾向があります。
【1人暮らしは満足度が高い】
しかし、1人暮らしの高齢者がすべて孤立しているとは限りません。むしろ、1人暮らしの人のほうが自由を謳歌(おうか)し、自分らしく生き、助けが必要なときには上手にサービスを活用したりしています。そういう人が最後に1人で息を引き取ったとしても、それは「自立死」と呼ぶべきなのでしょう。
そのとき、緊急連絡先や終末期の延命治療や、葬儀、埋葬などに関することをエンディングノートなどにまとめ、第三者にもわかるようにしておけば、1人で死ぬことも怖くなくなる。
「鎌田式 おきらくハッピーエンディングノート」(家の光協会)を出しました。延命治療とは何かを解説し、終末期にどんな治療を希望するかしないかを書き込める。また、葬儀、お墓、財産、相続といったことも記入しながら、整理ができます。
冒頭には「死ぬまでにしたい10のこと」リスト欄も設けました。自分の死を考えることで、死のウオーミングアップになると同時に、今を生きる大切さに気付くことできると思います。
死ぬときに後悔が残らないように、生きている間にやりたいことをやろうと決めることで、人生は前向きになります。

