アメリカのジョーンズ・ホプキンズ大学は、超加工食品は、2型糖尿病、肥満、がん、心臓病などのリスクが上昇するだけでなく、うつ病などのメンタルヘルス不調にもつながると発表しています。

超加工食品は、色をきれいにしたり、独特の風味を作ったり、保存期間を伸ばしたりするために、食品添加物が使用されていることが多く、糖分、塩分、脂肪を多く含み、高カロリーであることが多い。「超加工食品」とは、清涼飲料水や炭酸飲料水、ポテトチップス、菓子パン、カップ麺などのインスタント食品、ドーナツ、マフィンなど、としています。

【認知機能の低下を招く恐れがある】

ブラジルの約1万人の追跡調査によると、総カロリーの20%を超える超加工食品を摂取する人は、それ以下の人に比べて認知機能が28パーセント早く低下した、と発表しています。

同じようにイギリスでも、超加工食品の摂取量が10%増えるごとに、認知症のリスクが25%上昇したという。

人間は甘く、脂肪分が多く、カロリーの高い食べ物に反応するように進化してきました。超加工食品は、糖分と脂肪分の両方が多い傾向があります。巨大企業が私たちを夢中にさせるような食品に工夫を加えていると考えてもいい。ゼロにすることは難しいけれど、できるだけ超加工食品は10%以内に収めるように努力をすることが大事だと思います。

◆29日、ラジオで「鎌田式 死ぬときに後悔しない生き方」を語ります

医師で作家の鎌田實さんが出演している文化放送「日曜はがんばらない」(日曜午前6時20分~45分)の6月29日の回で、健康連載「鎌田式 死ぬときに後悔しない生き方」で掲載した健康法、病や老いへの向き合い方などが紹介されます。文章とはひと味違った声による生き方の話をお楽しみに。