糖尿病に水虫が多いのには理由があるという。足のケアのため全国から患者が集まる「下北沢病院」の富田益臣・糖尿病センター長はこう話す。
「血糖値が高いと免疫が落ちるので感染しやすくなります。また、目が見えにくいから見落としてしまう。“かゆい”という感覚が失われてしまって気づかない、そういったことが起きる」。
肥満では指と指の間が湿りがちなので入浴時にはよく洗おう。
「水虫があることと糖尿病があるとはイコールではないけれど、水虫があると皮膚のバリアーが弱くなっていることにはなるので、しっかりと治療したほうがいいですね。この時期とくに気を付けていただきたいことは、“低温やけど”。糖尿病があるととても多いので注意してください」。
冬、暖房器具には要注意。
「低温熱傷(やけど)は携帯カイロを肌に直接貼ったり、湯たんぽを直接当てたり、入浴時にお湯が出るところに足を近づけているなどで起こることが多く、血糖が高い、血流が悪いと治りもよくない。そのためあっという間に足を切断せざるを得ないといったことが起こります」。
“切断”は指だけで済むこともあるが、やけどの場所が踵(かかと)だったりすると、足を切断せざるを得なくなるという。
「この季節、くれぐれも暖房器具の扱いやカイロや湯たんぽを直接肌につけない、お風呂の湯温をきちんと確認するといったことに注意してほしいですね」。

