開催国の中国と、強豪の韓国で明暗が分かれている。

中国は新種目として採用された初日の混合2000メートルリレーで、全種目を通じて同国第1号の金メダルを獲得。その模様は現地のテレビで何度も放送された。

この日も男子1000メートル決勝に3人が進み、任子威(24)が2着でフィニッシュ。だが、レース後の審議で1着のリュー・シャオリン(ハンガリー)が失格。任子威が繰り上がりで金メダルとなり、中国勢でワンツーフィニッシュとなった。会場はどよめき、招待客から大歓声が上がった。中国はこれで今大会のショートトラックで金メダル2個、銀メダル1個となった。

一方、韓国は混合リレー、この日の女子500メートル、男子1000メートルでいずれも決勝に進めなかった。

男子1000メートル準決勝では同種目の世界記録保持者で、18年平昌五輪男子500メートル銀メダルのファン・デホン(22)ら2人が失格。自国開催だった平昌五輪で金3個、銀1個、銅2個とメダルラッシュに沸いた強国が、苦しい立場に追い込まれている。