冬の北京オリンピック(五輪)は2022年2月4日に開幕する。会期は2月4日から20日まで。競技会場は3つのゾーンに分けられ、北京市ではスケート、カーリング、アイスホッケーなどの氷上競技を実施。そり競技とアルペンスキーは同市北部の延慶区、ノルディックスキーなどその他のスキー競技は北西に約160キロ離れた、世界遺産「万里の長城」に近い河北省張家口市が会場となる。

気になる氷競技の選考基準や、代表内定に向けたスケジュールは下記の通り。(12月15日時点)

フィギュアスケート

◆代表枠

男女シングル各3

ペア、アイスダンス各1

団体1チーム


◆選考基準

【男女シングル】

<1人目>全日本選手権優勝者


<2人目>全日本2、3位、GPファイナル出場権獲得者、ISU(国際スケート連盟)公認今季ベストスコア上位3人から総合的に判断


<3人目>2人目の選考から漏れた選手に加え、ISU世界ランク上位3人、ISU今季世界ランク上位3人などから総合的に判断


【ペア、アイスダンス】

全日本最上位組、ISU世界ランク最上位組、ISU今季世界ランク最上位組、ISU今季ベストスコア最上位組の中から総合的に判断


※いずれも全日本選手権への出場は必須。ただし、過去世界選手権3位以内の実績ある選手がケガなどやむを得ない理由で欠場する場合、新型コロナウイルス感染症の影響があった場合は、選考対象となる。


◆内定時期

<ペア内定>三浦璃来、木原龍一組

ほかは12月26日、全日本選手権(さいたま市)終了後

スピードスケート

◆代表枠(最大)

男女各9


◆選考基準

11~12月のW杯4大会で平均的に3位以内に入るなどの基準を満たせば男女各4人までに事実上の内定が与えられる。残りは12月末の代表選考会で選出


◆内定時期

12月31日の北京五輪日本代表選考競技会(長野市)終了後

ショートトラック

◆代表枠

男子4、女子3


◆選考基準

10~11月のW杯4大会での成績などを基に男子3人、女子2人が内定。残り枠は全日本選手権などの成績で選考


◆内定時期

<男子内定>吉永一貴、菊池耕太、宮田将吾

<女子内定>菊池純礼、菊池悠希

残り枠は12月19日の全日本選手権(大阪市)終了後

カーリング

◆代表枠(最大)

男女各1チーム


◆選考基準

世界最終予選(オランダ)で男女とも3位以内、混合ダブルスは2位以内で出場権獲得。男子はコンサドーレ、女子はロコ・ソラーレ。混合ダブルス(松村千秋・谷田康真組)は惜しくも出場権を逃す


◆内定時期

12月18日

アイスホッケー

◆代表枠

女子23人


◆選考基準

女子日本代表は世界ランクで出場権を獲得。選手23人は2021年8月の女子世界選手権や強化合宿などを踏まえて選出


◆内定時期

12月20日に日本オリンピック委員会(JOC)へ推薦選手23人を提出

ボブスレー

◆代表枠(最大)

男子2人乗りと4人乗りで3チーム

女子2人乗りと1人乗りで3チーム、または3人


◆選考基準

今季の国際連盟主催大会の順位で得られるポイントの上位から選考


◆内定時期

1月17日

スケルトン

◆代表枠(最大)

男女各3チーム、または各3人


◆選考基準

今季の国際連盟主催大会の順位で得られるポイントの上位から選考


◆内定時期

1月17日

リュージュ

◆代表枠(最大)

1人乗りは男女各3

男女共通の2人乗りは1チーム


◆選考基準

直近2シーズンの国際連盟主催大会の順位で得られるポイントで選考。1月16日時点で一定基準のポイント数を獲得し、かつ北京五輪のコースで10本以上完走したチーム・個人


◆内定時期

1月11日