パリオリンピック(五輪)バドミントン女子シングルス金メダルの安洗塋(アン・セヨン、22、韓国)が投げかけた、韓国バドミントン界の悪習が波紋を広げている。

大統領府が関心を寄せ、スポーツを管轄する文化体育観光部と大韓体育会が神経戦を展開するなど、いまだ韓国国内では社会現象となっている。

アン・セヨンはパリ五輪で優勝した5日、大会公式記者会見で、選手への待遇や練習環境改善を要求した。また「7年間の怒りや悲しみ、もちろん歓喜も含めて、すべてのものを吐き出した」とも話していた。

帰国後の14日、韓国のほぼ全メディアに「アン・セヨンは中学3年で代表入りし、その時からこれまで7年間、代表合宿中に先輩たちの部屋の掃除、洗濯、ラケットの修理などを押しつけられた」などと報じられ、さらに騒動はヒートアップした。

話題の中心にあるアン・セヨンは16日、自身のSNSで「自分が言いたかったことは、不合理的で悪習として長年続けられてきたことを、少しでも柔軟に改善されてほしいということです」と話し、続いて「(韓国バドミントン協会の)関係者の方々が問題改善のカギを握っているので、これ以上見ぬふりをせず、積極的に行動してほしい」とつづった。

最後は「自分は練習だけに集中したいと思っている」と締めた。