しびれる緊張感を打ち破った。G1タイトル16度目の挑戦だった木下翔太(34=大阪)がコンマ09のトップスタートからイン速攻で見事に初制覇。来年3月のからつSGクラシック出場権を獲得した。2着は握った池田浩二、3着は混戦を差した西山貴浩。

進入はS展示と同じく123・456の枠なり。スリットは3コースの池田が攻めてきたが、インの木下は実に冷静。しっかりグリップを利かせて先マイに成功すると、バックで一気に突き放した。「これまで自分の勝負弱さが続いていたので、結果を出せて良かった。足は万全でした。もう自分との闘い。歓声も聞こえて、ちょっと緊張しました」と笑った。

今回は昨年のグランプリメンバーが12人そろうハイレベルな大会。そこで結果を出したのだから胸を張っていい。「ここで勝てたので、自信を持ってもっともっと頑張ろうと思います」。これから周囲はG1覇者として扱う。その重圧に負けず、さらなる高みへ貪欲に突き進む。