選抜4Rは敗者戦ながら、ドラマがあった。勝ったのはS級で優勝経験もある鈴木誠(48=福島)。本線3番手で外からの競り込みをしのぐと、最終4角からは大外を伸びて、逃げた佐藤譲士郎と番手の坂口卓士をかわした。
検車に戻ると、その目は真っ赤に腫れている。「大けがして、復帰してから初の1着。今までの1着よりも、うれしい」と話しては、声をさらに上ずらせた。
S級だった23年6月大垣の落車で、腰椎破裂骨折という生命を脅かすような負傷をした。難手術と入院生活を経て、昨年末におよそ1年半ぶりに戦線へ復帰。A級に降格してここまで予選2着、準決3着など好走はあったが、白星となると今日が復帰後の初勝利だった。
「どうしてもけがを恐れ、おびえてしまう。そのあたりが課題。ただ、とにかく今日はうれしい。勝ててほっとした。家族もこの時間でもレースを見ていたはず。喜んでくれているはず。復帰を反対したけど、後押ししてくれているので」。今後へ手応えをつかんだ巧者。最終日の特選も切れ良く突っ込むか。






















