骨折しても優勝の小林莉子は一流レーサー/ヤマコウ

<小倉競輪:ガールズグランプリトライアル>◇F2◇2日目◇20日

小林莉子が背水の陣でガールズGPトライアルに挑んでいる。

今年の8月の名古屋アルテミス賞で落車して左鎖骨骨折。女子の落車はいつ見ても心が痛む。私が父親ならすぐにでも、やめさせたいと思う。そんな心情とは裏腹に、自転車を携行して7着でゴール。そのままスタンドに向かって一礼して担架で運ばれた。

ヤマコウはガールズ11Rの小林莉子に注目
ヤマコウはガールズ11Rの小林莉子に注目

吉岡稔真君が、包帯で腕をつって帰郷する小林と遭遇した。デカいアメ車に埋もれて運転する姿は、それはそれは痛々しいものだったらしい。そのまま病院に直行し、鎖骨の手術を施した。そして中6日で松阪ガールズ開催に参加。その報を聞いた時、私は信じられなかった。鎖骨を骨折すると、まず恐怖心が先に立ち、追走すらままならない。「初戦は怖かった」と言うが、優勝までしてしまった。骨折はうそだと思う(笑い)。普段のおおらかな笑顔からは想像できない芯の強さだった。

一流選手は「けがに強いこと」が必須条件だ。あのアクシデントは、彼女の長い競技生活で必ず生きる時が来る。苦しいメンバーの11Rだが、車番的にご近所さんの長沢彩、石井貴子に託して勝利を目指す。(日刊スポーツ評論家)

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