富山競輪場で10年ぶりのG2が開催される。心待ちにしていたファンも多いことだろう。富山は昔から岐阜とのつながりが強く、冬期移動で岐阜に来る選手も多かった。その中に同期の網谷修さんがいた。「岐阜は、お肉はおいしいからテンションが上がるが(富山弁)」と言っていた。肉ばかりじゃなく、岐阜の底力を見せてやろうと自慢のすし屋に連れて行った。しかし、しょせんは海無し県。「岐阜ですしは、もうええ」とテンションが異常に低かった。

村田祐樹(2026年9月撮影)
村田祐樹(2026年9月撮影)

共同通信社杯は113期から129期まで上位25人が出場でき「若手の登竜門」と言われる。しかし実情は、逃げて番手まくりされるレースが多く、自信をなくして終わる選手もいる。自分がどの道(戦法)で上位に食い込んでいくかイメージできずに終わるのだろう。「若い選手は先行」のスローガンが、若手の思考停止を生んでいるように感じる。自分のレベルで通用していた自力も、対戦相手のレベルが上がれば通用しなくなる。ならば、次に何をするか。そこを考える必要がある。

1予9Rの村田祐樹は、自分が何をしたいのかが見えていないように感じる。実際には、先行でもう一度立て直そうと思っているだろう。しかし、その迷いがレースに表れているように見える。勝負どころで踏みやめ、たたかれ勝機を逃す。位置取りをもっと厳しくするのか、それとも先行で上位定着を目指すのか。自分の方向性が定まらないと、走りもブレてしまう。

村田に期待する富山のファンは多い。志田龍星も富山出身だ。この2人が9Rを見応えあるレースにして欲しい。