「UZU PARK(ウズパーク)」が利用者1万人を達成した。全国的には、その存在を知らない人の方が多いか? 鳴門ボートに隣接するスポーツ公園のことだ。昨年11月に完成し、オープンから約3カ月で、1万人を超えた。スケートボード、自転車、バスケットを楽しめる施設があり、利用料金は無料(シャワー、コインロッカーのみが有料)。土日祝日は多くの若者でにぎわっている。

バスケットコートには鳴門名物の渦潮をモチーフにしたイラストが施されている
バスケットコートには鳴門名物の渦潮をモチーフにしたイラストが施されている

鳴門ボートが活況なのはこれだけではない。昨年9月からモーニングレースを開催し、一般戦の売り上げは約1・5倍になった。15日に終了したG1四国地区選手権の売り上げも、目標額を3億円以上上回った。

20年3月にはG2レディースオールスターの開催も決まっている。同場企画課では「そこを目指して盛り上げていこうと思っています。選手紹介式を行う、イベントホールを新設する予定です」。同施設にはボルダリングができる人工の壁面も設置予定だ。

ボート界は家族で楽しめるレジャー施設を目指し、どんどん“パーク化”を進めている。鳴門もその例に漏れず、舟券を購入する以外の楽しみを提供し、売り上げ増につなげている。来年のビッグイベントがどれだけ盛り上がるか、今から楽しみだ。