川口オート優勝戦は良走路で行われ、福田裕二(50=川口)が8年ぶり通算23回目の優勝を飾った。

 地元のベテランが、培ったテクニックを駆使して後続を翻弄(ほんろう)した。単独0ハンを生かして逃げ展開に持ち込む。10Hの吉松が離れずに追走する。軽ハン2車が軽快に飛ばして周回を重ねていく。人気を集めた最高ハン永井と浦田の追い上げは見られず、4周回には3番手が大きく離れ出した。完全に先行した2車のマッチレースとなった。吉松は何度か車体を併せにいくが、福田は機力を生かして吉松に仕掛ける隙を与えない。最後まで態勢は変わらず福田が押し切った。